パームコーブの桟橋で釣り

こんにちは!やまちゃんです。

今回はパームコーブの桟橋での釣り体験記です。ケアンズではバラマンディの釣りツアーなどもありますが値段が高い、家族が許してくれないという場合にこの桟橋での釣りはお勧めです。

  • お金は餌代程度しかかからない
  • 足場が良く、海の景色もいいので釣りを嫌がる家族も一緒に行ってくれやすい
  • 24時間いつでもできるので、家族が寝ている間に行くこともできる

日本から持って行った釣り具

私が日本から持って行った釣り具は、主に以下のようなものです。

  • シーバスロッド(9.6f 2本)
  • バスロッド(1本)
  • リール3つ
  • ルアー・サビキ数種
  • ハサミ・ペンチなどその他小物

クーラーボックスなど荷物になるものは持って行っていません。旅行期間中はレンタカーを借りる予定だったので、必要に応じてバケツなどを買いに行けばいいか程度で考えていました。

釣り具

ロッドは機内に持ち込めないので、搭乗時に預ける必要があります。ただし、ジェットスターでケアンズに行く場合、2.77m以内でなければなりません。(搭乗機種によっても差があるみたいなので、念のため事前に確認して下さい。787型機の場合は、2.77mです)また、長さが1mを超える場合は追加料金(AUD $25)が発生します。9.6フィートのシーバスロッドは折りたたむと約150㎝程度なので追加料金の$25だけ発生します。

Jetstar サイズの大きな手荷物

ロッドは破損しないように私は下の写真のようなハードケースに入れています。私が使用しているのは、「プロックス ラウンドハードロッドケース φ11.5 87-152cm PX689152 PX689152」です。アマゾンで2,500円程度で売られています。竿を折りたたんだ状態で152㎝までしか入らないので9.6フィートのシーバスロッドは物によっては入らない場合があるので、入らない場合はもう一つ上のサイズを利用して下さい。

釣り具

持って行った方がいいもの

人により釣りのスタイルが違うため一概に言えませんが、ルアーや針は現地でも購入できますが、やはり日本の製品の方が圧倒的に精度が優れているので、不足しないように持って行った方が良いかと思います。

サビキも現地のものと日本から持って行ったもの両方を使用しましたが、日本から持って行ったサビキの方が良く釣れた印象があります。

餌は、入国時の検疫チェックに引っかかる可能性があるので持って行かないのが無難です。釣具屋はいくつかあるのでそこで餌を購入することもできますが、私はスーパーで買ったエビなどを使っていました。

パームコーブの桟橋で釣りを実践

実際にパームコーブの桟橋で釣りを開始する前に桟橋がどんなところなのか?みんな、どういった釣りをしているのかを下見しました。その際の動画です。何の面白みも無い動画ですが、パームコーブの桟橋がどういったところか見たい方はご覧ください。

桟橋の上からウミガメが泳いでいるのも見れました。

パームコーブの桟橋からウミガメ

下見をした後、私も釣りを開始。基本的には私は日本でも餌釣りはしないので、ここでも持ってきたルアーを使って始めました。まず、最初はオールマイティに狙えるジギングサビキ。サビキの先っぽに30グラム程度のジグを付けて投げる釣り方です。釣れるには釣れるのですが、下の写真のような小魚ばかり。小さな子供なら楽しめるかもしれませんね。

パームコーブの桟橋からルアー釣り

数日通い詰めて思ったことが昼間は駄目!釣果が一気に下がります。まぁ、昼間釣れないのはパームコーブに限らず当たり前のことですが、釣れないことよりも「暑過ぎる」というのが一番駄目! 屋根のない炎天下で、紫外線も日本の7倍と言われている状況かはまさに地獄。釣りをするなら夕方以降か朝10時頃までが限界。

パームコーブの桟橋の暑さ

その後も桟橋に通い続けるも釣れるのはやはりアジのような小魚ばかり。

小魚

夜になると釣れる魚種も少し変わってきます。夜はライトがあった方がいいですが、桟橋の明かりも明るいので足元はそんなに心配にはなりません。釣り場は、いつ行っても誰かがやっているような状況ですが、夕方から朝は現地の常連が多く昼間の一番釣れない時間帯は観光客が多いです。

パームコーブの夜釣り

何度も通っていると、誰が現地の常連で誰が観光客なのかおおよそわかってくるようになります。そして、現地の常連はパームコーブの桟橋釣りを知り尽くしているかのように来るたびに何らかの大物を釣っています。下の動画のおじさんもよく来られている人で、このときもシュモクザメ(ハンマーヘッドシャーク)を釣ってました。小型ですが、こんなのが桟橋から釣れること自体が驚きです。

この常連のおじさんは、他にもいろいろ大物を釣り上げていました。下の動画は、その大物を取り逃がしてしまった時の動画です。さすがに桟橋の下に入られたら辛いですね。あと、ラインブレイクした後の観客の散り具合が面白いです。

薄々気が付いていたのですが、そもそも常連の人達と私とではタックルが全く違います。ど太い竿に20号以上ありそうなナイロンライン、小魚なんて眼中にありませんと言わんばかりのタックルです。実際に常連達は皆、小魚を投網でかっさらい半身にさばき、でかい針にぶっ刺し豪快に投げる釣りをします。私のへなちょこシーバスロッドでの釣りとは雲泥の差です。

投網

ということで、近くの釣具屋で太めの竿とラインを購入。エサは近くのスーパーでエビを購入し、ルアーとエサ釣りの両方で再チャレンジ。それで釣れたのが下の写真のフグです。結局、旅行期間中にパームコーブの桟橋で連れた一番大きな魚はこのフグでした。

パームコーブで釣り

私が旅行中に本当に凄いと思ったのは、地元の少年たちの釣りです。彼らもまた毎日のように現れるのですが、そのたびに巨大な魚を釣り上げていきます。下の動画は、その少年がエイと格闘した際の動画です。竿を引きずり込むエイのパワーも凄いです。

再び地元の少年たち、今度は1m級のサメをヒット! 毎回見てて思う事は、この少年たち常に大物ばかりを釣っているのにタモもギャフも一切持っていない。

「少年 VS エイ 2回戦目」、バラマンディやサケも釣れるらしいのですが、パームコーブの桟橋で見るのはエイとサメばかりです。

更にパームコーブの桟橋ではこんなものまで釣れるのかという魚が! シャベルノーズシャーク! 大きさも1.5mは超える大きさです。少年たちの豪快な釣りを是非、ご覧ください。

パームコーブの桟橋で釣りをする場合の注意点

パームコーブの桟橋で釣りをする場合の注意点がいくつかあるので記載しておきます。

持って帰れる数が魚種によって決められている

オーストラリアでは、1日に持って帰ってもよい上限数が魚種ごとによって決められています。パームコーブの桟橋にも下の写真のようなボードが設置されており、魚種ごとに持って帰ってもよい匹数が記載されています。

fish length ruler
fish length ruler

下の写真のように「Bag limit: 5 per species」と書かれていれば、1日に持って帰ってもよい数は5匹までということです。「Bag limit: 5」と書かれている魚種と「Bag limit: 5 per species」と書かれている魚種があります。魚種によっては、「真鯛」「蓮子鯛」「石鯛」のように同じ鯛であっても複数の固有種に分類される場合があるのですが、「per species」というのは、これら1グループ全ての合計を意味します。

例)
Bag limit: 5 per species=
真鯛1匹+蓮子鯛2匹+石鯛2匹

fish length ruler

持って帰ってもよいサイズが決められている

魚種ごとによって持って帰ってもよいサイズが決められています。先述した1日に持って帰ってもよい上限数が記載された魚種ボードにこのサイズも記載されています。「Size Limit: 35cm min」と書かれていた場合、35㎝以下はリリースして下さいという意味になります。

リリースサイズ

ほとんどの魚種が「***㎝以下はリリース」というものですが、中には「***㎝以上はリリース」という魚もいます。その代表的な魚がバラマンディです。バラマンディは、「58㎝以下と120㎝以上はリリース」と決められています。そう、120㎝以上は持って帰っては駄目なのです。

バラマンディは、生まれた時はオスで成長するに従いメスに性転換します。120㎝以上になるとほぼメスに変わっており、種の絶滅を防ぐための決まりですね。

規則を破ると高い罰金などが科せられるので注意してください。オーストラリア政府発行の以下のページも併せてご確認ください。

Recreational Fishing Guide

Government of Western Australia Fisheries

潮の満ち引きを確認する

桟橋周辺は、深さがあるため干潮であっても干上がって釣りにならないということはありませんが、やはり釣果には影響があります。潮の満ち引きにもこだわりたいという方は、以下のページでパームコープの潮の満ち引きをご確認ください。

Tide Predictions for Australia Palm Cove

ケアンズ・パームコーブ周辺の釣り具店

ケアンズとパームコーブ周辺の釣り具店は、以下のページにまとめているので参考にして下さい。

ケアンズとパームコーブ周辺の釣具屋